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POPはメールサーバ（POPサーバ）に到着し保存されているメールをサーバから取得するためのプロトコルです。パソコンでのメールソフトのほとんどは、このプロトコルを使用してメールを取得しています。
POP3の大きな特徴としてユーザ認証機能が挙げられます。POP3ではあらかじめPOPサーバに登録しておいたユーザIDとパスワードでの認証を行った後に受信のための処理が行われます。
実際のPOP3サービスはサーバがポート番号110を常にlistenすることによって行われています。クライアントはポート番号110に接続しにいくことでPOP3サービスを利用することができるようになります。
POP3のコマンドはここで紹介した他に、LIST、NOOP、TOP、UIDLなどがあります。UIDLコマンドはメールを一意に識別する文字列（識別子）を取得します。引数にはメッセージ番号（メッセージを表示する際に振られる通し番号）を指定できます。引数を指定せずに発行した場合は削除マークのついていない全てのメールの識別子を取得します。
TOPコマンドはメッセージのヘッダと指定された行数の本文を取得します。引数にはメッセージ番号（メッセージを表示する際に振られる通し番号）と行数（0の場合はヘッダのみ）を指定できます。
他のコマンドについてや、さらに詳細をお調べになりたい方はRFC1725ををご覧ください。
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