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送信時に指定する代表的なメールヘッダについて(その1)


送信時に指定できるメールヘッダには以下のようなものがあります。

 
To:
   送信先のメールアドレス。一度に複数指定することが可能です。複数指定する場合には","カンマで区切ります。
     
From:
   発信者のメールアドレス。ただし、必ず正しい情報が入っているとは限りません。書式は決まっておらず以下の4種類のパターンがあります。
    (ア) From:hoge@will-ltd.co.jp
(イ) From:<hoge@will-ltd.co.jp>
(ウ) From:nickname<hoge@will-ltd.co.jp>
(エ) From:hoge@will-ltd.co.jp (nickname)
   (ウ)や(エ)の方法で指定すると、受信者のメールソフトによっては、送信者の部分にnicknameが表示されます。
     
CC:(carbon copy)
   To:に複数のアドレスを指定する場合と同じように、複数のあて先に同じメールを送ることができます。これは本来メールの内容を通知したい相手とは別に、そのメールを読んでおいてもらいたい受信者を指定します。
     
BCC:(blind carbon copy)
   CC:と同じ目的で使用します。CC:とは異なりTo:CC:で指定した受信者には、誰あてに写し(コピー)を送ったかをわからなくすることができます。
     
Subject:
   メールの表題。日本語には対応しておらず、日本語対応のメールソフトでない場合文字化けが発生してしまいます。日本語対応のメールソフト間でのやり取りでは、送信側でいったんMIMEコードに変換し、受信側で再び元の文字コードに戻すといった処理を行って日本語を表示させています。
※ MAILOCXでは送信する際に上記のMIMEコード変換を行っております。
     
Reply-To:
   From:で指定したアドレス以外に返信して欲しい場合、この項目に返信用アドレスを指定します。メーリングリストなどで、From:に実際の送信者のアドレス、Reply-To:にメーリングリストのアドレスを入れたりして利用されています。
     

 これらの他にもX-Mailer:、DATE:、Message-ID:などを指定することもあります。通常X-Mailer以外は、記述がない場合SMTPサーバが追加することとなっています。なお、MAILOCXでは、内部機能によりX-MAILOCX:というヘッダ項目を追加致します。内容は「MAILOCX [バージョン番号](C)COPYRIGHT 1998,2000 WILL」と表示いたします。
  上記のメールヘッダ項目を内容を入れずに指定するとMTA(SMTPサーバ上の転送ソフト)によってはエラーとなることがあります(弊社WillMailの使用時に「Reply to:[空欄]」で送信時にエラーが発生したことが報告されています)。


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